2012
2.12
ちびまぎの簡単塩こうじ仕込み day3
鼠志野の水差の中で仕込む塩こうじ。
当たり前なんだけれど、外からは見えない。だから、蓋を取る時ってどきどきしちゃう。「なんか、変な事になっちゃってない?」って気持ち。で、蓋をとってみましたw
day2と違うところは、、、微妙、地味〜な変化。
書く方としては、毎日劇的な変化があるといいなと思うけれど、自然のもの。そうはいきませんね。そういうところに目を凝らし、観察してみると、
水分が少し増えた。
香りは一緒で強くも弱くもなってない。
あ!お米の粒が、割れたりしてるのが増えた。
こうじちゃんが頑張ってるに違いない!
保存食を作る時や、植物と対峙する時いつも思う。こういったものの変化は、じっと見つめていても気がつけないけど、少し目を離してる間にびっくりするような変化をするって。今みたいに、生活に便利なものが世の中にあふれる前、人は、日々の生活を紡ぐのに忙しかった。食べるにも、何か一つ作るにも、全部一からで、暮らすために必要な仕事を、朝から晩まで、何かしらずっとしてた。しかも、季節ごとのタイミングを逃すと、一年、いろんな苦労をする。だから、忙しい毎日の中でも、自然の変化を見逃さない確かな目を誰もが持ってたんじゃないかな。それで、生活を楽しんでいたのかもしれないなぁ。それを見た外国人は、日本人が四季を楽しむ才能にあふれた民族だ!って思っても不思議はないなぁ、、、なんて思いにふけっちゃった。こんな事まで考えさせてくれる塩こうじ作り、なんだか奥が深い。明日は、麹のこと勉強してみようと思います。