2012
3.5
ちびまぎの簡単塩こうじレシピ 3 梅塩こうじおむすび
「麹菌と日本人との出会い」の一つの可能性として、手間ひまかけて育て、収穫した大切なお米を蒸したりお餅にしたりしてお供えしてたら、そこにカビが生えた、というのがあるそう。そして、麹を使って作る食品として、最も古いのは、酒。奈良時代初期713年に編集された『播磨国風土記』に登場してます。麹と米は切っても切れない関係です。となったら、「塩こうじとお米の相性は抜群のはず!」と思わずにいらない。そこに、ご飯のお供の鉄板、梅干しを加えちゃうんだから、おいしくないわけがない。と、根拠のない確信にかき立てられ、作ってみました。これまたすこぶる簡単!
*材料 おにぎり6-8個分
米 2合
塩こうじ 大さじ2
たたいた梅干 大さじ1
焼海苔
塩こうじとたたいた梅はよく混ぜ合わせます。全量の3/4を2合のお米を炊くときに混ぜ合わせて。土鍋とかで炊いたら絶品なんだろうけど、電気ジャーでも十分美味しく炊けます。
炊けたご飯を食べやすい大きさにむずびます。
この時、お塩の変わりに、残しておいた梅塩こうじを手のひらにまぶしてむすびます。
炊いた鍋はだにはお焦げができてるはず。これも混ぜてむすんであげるととても香ばしい。加熱された塩こうじのふくよかな旨味と非加熱の塩こうじの塩っけが合わさると、思わずほっこりする美味しさ。焼海苔をかるくあぶって巻けば、さらに風味がまして、よっしゃ!です。
海苔をまかずに、遠火であぶって焼きおにぎり、もおすすめ。この焼きおにぎりにわさびを添えてお茶漬けにしたりしたら、おいしいお酒の〆の一品にも。
〈本日使用の道の駅「志野・織部」の器〉塩こうじとたたいた梅を入れたボール:ボウル小 坪井俊憲作 ¥3150〉
2012/5/27,お寄せいただいたコメントをもとに、一部文章を訂正しました